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2017-09

省エネ住宅・気密測定の結果 - 2017.09.09 Sat


 前回お知らせの通り9月2日茅野市地球温暖化対策地域協議会による
「築一年後の省エネ住宅の気密測定」が参加者22名、委員さん立ち会いのもと行われました。

開会式

下の写真はその時の気密測定器ですが隙間相当面積C値は0.1c㎡/㎡でした。
2年前に新築時のC値が0.1をクリアしたことを発表しましたが築一年経過しても
その性能が低下しないことが証明されました。
また、ドイツの無暖房住宅の性能基準C値は0.2のようですので
それをはるかにクリアすることができました。

気密測定器

測定終了後も建築関係者の方々などの来訪もあり説明いたしましたが
特に特殊で高価な部材を使用しているわけではなく、施工手順の意味を理解し
手間を惜しまず工事に携わる必要性をお話ししました。

室内の様子

今後の家造りのいくらかでも御役に立てればと
施工方法はブログを見ていただければ解ると思いますが
解りずらい部分はお尋ね頂ければ出来る限りお答えいたします。

2017エコフェスタ

今後も協議会を通じ快適で環境にやさしい省エネ住宅の造り方など発信できればと思います。
協議会で次のイベントは10月28日茅野市の環境展「エコフェスタ」です。
遊びにいらしてください。

次回からは現在完成間近の「ほぼ無暖房なデザイナーズ住宅」の続き、木造編Ⅲをお届けします。

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省エネ住宅見学会のお知らせ - 2017.08.23 Wed


私も参加している茅野市の協議会で、以前「高気密住宅とインナーテラスの融合」のタイトルでご紹介したお宅を
建築主様の御好意により9月2日午後2時から公開で気密測定をさせて頂きます。
協議会で取り組む目的は「住宅におけるCO2削減=家計にも優しい」を目指すところにあります。
ひと夏を越えると木造の建物はだいぶ乾燥し無垢板は縮み隙間もできたり、塗壁にも少しヒビが入ったりもします。
新築時の気密測定が一般的ですが、この様に乾燥・伸縮した築一年後の省エネ住宅が
どのくらい性能を保っているのか検証します。

デジカメチラシ新

場所は諏訪郡原村で諏訪南インターからズームラインを八ヶ岳方面へ。
エコーラインと交わる深山の信号を直進し右に初めて見えた家「カントリーホーム」様の手前で
左の細い山道に入って約50m林の中にあります。
案内にはありませんが翌日9/3も10時~4時の間見学できます。
ご希望の方には建築主様からアロマ虫除けエッセンシャルオイルの作り方も教えていただけます。
是非お出かけください。

ほぼ無暖房なデザイナーズ住宅 木造編Ⅱ - 2017.08.12 Sat


晋タイベック

建物は漏水すると大変困ります。
前回省エネで雨漏り防止に有効な2重屋根の造り方をご紹介しましたが、今回は壁の造り方のご紹介になります。
省エネ住宅の基本は気密性能ですがその性能を高めなお漏水に有効な方法として、上の写真の様に透湿防水シートは
3m材を使い、しかも接着工法で行います。一般的な1m材をタッカーで止めているよりかなり効果が上がります。
今回の建物はデザイン上屋根の出が少ないのでより有効と思われます。

晋窓隅

シートはデュポン社のタイベックを使用しています。たしか保証が一番長い商品だったと思います。
シートを先貼りして窓廻りの内側に折り込みます。

晋窓コーナー気密テープ

そしてコーナーには気密テープを張ります。
窓1つに対して4箇所それを全ての開口部に施すので根気のいる作業になります。

晋サッシ取り付け

サッシに不具合があって漏水したりサッシの裏側で結露してもその水分を中に入れない工法です。
目に見えない部分ですが長い間に起こる窓廻りの腐食防止に有効と思われます。

晋ドア

上の写真はドア枠の湿透防水・断熱・調湿・気密をひとつのテープで実現した「VKPトリオ」ドイツの環境技術賞第一位を受賞した
商品です。ウルトジャパン㈱が扱っています。2mm程度のテープが右の様に5cmに膨れ上がりました。

晋ウルト

そのテープをドア枠に貼り膨れてくる前に建物に取り付けます。

晋玄関チャイム

右に玄関ドアが取り付きその左がチャイムと外灯用のスイッチですが

晋気密ボックス

風雨・虫の進入を防止し気密性を高める透明なボックスを使い電気配線を行います。
省エネ住宅には必需品です。
晋気密ボックス中

建物内部から見ますと透けて見えますがこれで漏水の心配はなくなりました。
この様に下処理を済ませ内部は断熱材の施工に入ります。
次回もこの続きをお届けします。

ほぼ無暖房なデザイナーズ住宅 木造編Ⅰ - 2017.07.15 Sat


晋ヒバ

建て方が始まり外周部の断熱基礎部分にヒバの土台を据え付けるところですが
コンクリートからの湿気が土台に伝わらないよう
また、隙間なく気密がとれるようにゴムのチューブが2本付いたシートを敷きつめます。

晋内部の基礎

内部の基礎に土台が乗る部分は空気が行き来できるように隙間をつくります。

晋金物貫通穴

工事現場でなかなか行われない一手間ですがこの様な金物が貫通する穴には

晋貫通穴断熱

断熱材を詰め熱が伝わることを防ぎます。

晋穴テープ

そして気密テープで仕上げます。
全てこの作業を施すのは結構大変ですが金物から結露を起こし耐久性を損ねたり、
断熱性能に影響を及ぼしますのでしっかり施工することが重要です。

晋ルーフラミテクト

こちらの様子は以前にもご紹介しましたが耐久性が増しなお夏涼しい2重屋根を造るところです。
一般的にはここで黒や緑色した防水紙を貼り仕上屋根材ですが、ここではまず透湿し防水性のあるシートを貼ります。
一般的な方法ですと蒸れて屋根下地が腐る現象が報告されていて
こういったシートの使用はいずれ義務付けられるであろうと建築情報誌に取り上げられていました。
この写真のシートはそれらの性能に遮熱性をプラスさせたルーフラミテクトという商品です。

晋屋根空気層30

ルーフラミテクトに仕上屋根材でも十分ですが2重屋根はこの上に30mmの通気層をつくります。
壁の通気層からこの通気層を通り屋根のてっぺんから抜けるようにします。
晋無垢杉板
晋杉板アップ

空気層の上に無垢の杉板を張ります。

晋フエルト

フエルトを張り仕上屋根材の下地ができ2重屋根の完成です。
この様な2重屋根は昔ながらの土蔵工法を参考にオリジナルに考えたものですが、
現在内装工事が進行中の現場には新しいオリジナルな工法も取り入れて性能アップを図っています。
だんだんにご紹介いたします。



ほぼ無暖房なデザイナーズ住宅 基礎編Ⅱ - 2017.06.17 Sat


前回に引き続き基礎工事の様子をお伝えします。

晋外枠

外側の型枠が組まれました。

晋コーナー

晋ホールダウン

コーナーには地震の時柱が浮き上がらないよう金物で引っ張るボルトを埋め込みます。

晋基礎仕上がる

この様に仕上がりました。
ベタ基礎から立ち上がり部分のジョイントには防水塗装を施します。
白く見える部分がそれです。

晋汚れ防止シート

土を埋め戻すとすぐに汚れ防止のシートを敷き

晋土台敷き

90cm角に土台が組まれ

晋床下

床下は全て行き来できるようになっています。

晋24

24mmの構造合板が張られ

晋建て方

いよいよ建て方の開始です。

次回からは木造編をお届けします。
お楽しみに。

ほぼ無暖房なデザイナーズ住宅 基礎編Ⅰ - 2017.05.23 Tue


前回基礎を造る前に地盤を強くする地盤改良の方法をご紹介しました。

有賀地盤改良完成

上の写真はその続きですがこの工事の次に

有賀丸い地中柱

丸い地中の柱の高さで砕石が敷きつめられ

有賀鉄筋

地中の湿気が上がらない様に防湿シートを敷きつめ鉄筋を組みます。

有賀配筋検査

この段階で第三者検査機関による配筋検査で施工内容がチェックされ、コンクリートが打たれ見えなくなる鉄筋の重要な
証拠となります。

有賀ベタ基礎

綺麗にベタ基礎が仕上がると立ち上がりの型枠を組みます。

有賀外回り断熱基礎

外回りの立ち上がり基礎の内側にはカネライトフォームという断熱材を挟み込みコンクリートを流し込みます。
基礎断熱工法です。

有賀基礎打ち継

ナルストップ

ベタ基礎と立ち上がり基礎の打ち継部分から水が進入しないようナルストップという止水材を施します。
黒く見える部分がそれです。

次回もこの基礎工事の続きをご紹介します。

ほぼ無暖房なデザイナーズ住宅 そのⅠ - 2017.04.29 Sat


今回から、標高1,000mを超える寒冷地でもほんのわずかなエネルギーでトイレも脱衣場も家中暖かい。
その様なこれまでの施工実績はそのままに、近代的なデザインを取り入れた「デザイナーズ住宅の造り方」をご紹介します。

有賀珍しい機械

地盤調査及び掘削をした結果、地盤を補強した方が良いと判断されたときは地盤補強工事を行います。
この珍しい機械はその工事に使われる機械の一つで、この中で材料を混ぜ合わせ

有賀 ポンプで送り

ポンプで送り込み

有賀重機で

有賀 送り込む

重機で土の中深く材料を送り込みます。

有賀1.8m

するとこの様に土の中に丈夫な丸い柱が出来あがります。

有賀基礎の乗る部分

基礎が乗る部分約1.8m間隔に施工されます。これを柱状地盤改良(セミパイル工法)といいます。
この地盤改良がおこなわれた上に基礎工事が始まります。
次回はその様子をお伝えします。

「エアコン1台無暖房住宅」の造り方 使用してみて - 2017.03.30 Thu


無暖房住宅の定義は「エアコン1台で家中暖かいこと」と題して今回を含め8回にわたり特集してまいりましたが
工事中をご紹介し昨年秋完成しこの冬エアコン1台で過ごされた標高1200m原村のインナーテラスのあるS様宅の
使用してみた感想などをご紹介します。

玄関よりリビングに入ったところです。

篠玄関より望む

暖房は上の写真中央にあるエアコン1台です。
今のところ遠距離通勤をしているためアイパットのアプリによるエアコン遠隔操作により
スイッチのオンオフや温度調節ができるため非常に便利だったそうです。

リビングの上は吹抜けになっていて2階はオープンなホールとその奥に寝室があります。
2階には暖房がありませんが快適な夜を過ごせたとのことです。

篠リビング上吹抜

北側奥には浴室等の水廻りがありますが温度差もあまりありません。
板張りの壁の奥が水廻りです。

篠階段


篠2階ホール

2階ホールから1階ダイニングを望んだところです。

篠吹抜窓

吹抜の窓からは雪景色が見えます。

まだ完成したばかりですのでコンクリート等が熱を奪っていますが一夏を超えればより快適になります。
この様にわずかなエネルギーで家中均一な温度を実現できました。

篠外観雪景色

建物左側が断熱材が入っていない半オープンエアなインナーテラスです。

篠バイク

コレクションのバイクをいじったり

篠趣味の作業

趣味の作業を楽しむスペースになっています。
日差しのある時はサンルームとなり、暖かさを本体に取り入れることができます。
このスペースにはいずれ薪ストーブを設置し火を楽しむ予定だそうです。
その暖気を本体に送り込めばエアコン暖房も不要になることでしょう。

札幌屋外器

14日から取引先のご厚意により北海道へ建物見学に行ってきました。
上の写真は札幌市内ですが最近はやはりエアコン暖房が多く屋外器を高く設置してありました。

北海道ぶ厚い断熱

北海道の家造りの基本はもちろん断熱と気密で、ぶ厚い断熱材を丁寧に施工して気密シートを張るところでした。

3月末、蓼科山が望める標高1200m程度の茅野市湖東で新築住宅の基礎工事が始まりました。
次回からはそちらの工事の様子をご紹介します。

「エアコン1台無暖房住宅」の造り方 完成 - 2017.03.01 Wed


清水完成1

3月25日内部が完成しました。
玄関よりご紹介します。

清水完成玄関

杉板張で仕上げられた外壁の中にある北欧タイプの木製断熱ドアを開けると

清水スペインテラコッタ

スペイン産のテラコッタが貼られた玄関が現れます。

清水シューズクローク

画面には見えませんが奥まで広がったシューズクローゼットが左に

清水右側ニッチ

右の壁にはニッチが施されています。

清水居間に入ったところ

最初の写真と同じくリビングに入ったところです。
アイランドキッチンの奥には収納庫・左側に食品庫があります。

清水吹抜

リビングより吹抜の南側です。
梁など木を多く見せるデザインが多かったですが今回は仕上材で全て覆う施工になっています。
これは以前ご紹介した(原村A様邸)を見学され共感されたからです。

清水吹抜2

吹抜の反対側です。

清水2階ホール

階段を上がりホールより吹抜を見たところです。

清水エアコン

標高1200mの原村に、この様に大きな吹抜のある2階建建物の暖房を
この1台のエアコンがまかないます。
こちらの建物の暖かさの検証は次回の冬になりますが、秋に完成した「高気密住宅とインナーテラスの融合」のお宅が
同じエアコン1台でこの冬省エネで快適に過ごす事が出来たそうです。
次回はそちらをご紹介します。
おたのしみに。


「エアコン1台無暖房住宅」の造り方 そのⅥ - 2017.02.07 Tue


10年ほど前より冬期無人の別荘をお借りし温度測定をしてきました。
茅野市の標高1250mに当時で言う次世代省エネ基準2地域仕様の10年ほど前施工の別荘で
今までは外がマイナス16度でも内部は辛うじてプラスを維持してきましたが
今年の最低気温は同じマイナス16度でも室内2階窓際はマイナス2度まで下がりました。
今年の寒波は強く昼間も気温が上がらないことが原因かと考えられます。

清水キッチン施工

そんな中現場では本日建築主様立ち会いでシステムキッチンの組み立てが行われています。
本日横浜より朝6時に到着し温度を見たところ地下室・1階・2階共に9度だったそうです。

清水様換気扇

本日フードを取り付けたところですが

清水フード取り付け前

今年の寒さのピークは今のところ1月25日近辺ですが
昨日までは上の写真の様に換気穴から外気がある程度侵入する状態でも
建築主様が1月27日夜中2時半に現場に到着した時は1階が8度・2階が6度
2月2日朝6時に到着した時は外がマイナス8.5度、地下室・1階・2階共に10度だったそうです。

清水邸内装

現場ではこれから設備品が取り付き細かい穴がふさがれていきますので気密性が向上しより快適になると思います。

次回はほぼ完成した状態をご紹介できると思います。
お楽しみに。

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Author:ホームデザインHARATA
ひと手間をかけた丁寧な仕事で、暖かい家づくりを目指している長野県茅野市にあるホームデザインHARATAの家づくりを紹介していきます。
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